タコねえさまの降霊術1.9~2.5「アブザン降霊術」
おはようございます、紫衣です
私がニコニコ動画に投稿した動画で扱ったデッキ(全部降霊術デッキですが)の補足説明、そしていただいたコメントについて反応しながらカード案の所見を書いていこうと思います
今回は2回目です
黒緑白の3色に青を足しての構築です
アブザン降霊術
・クリーチャー(21)
3《前兆の壁/Wall of Omens》
2《幻影の像/Phantasmal Image》
4《サテュロスの道探し/Satyr Wayfinder》
1《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》
2《修復の天使/Restoration Angel》
4《包囲サイ/Siege Rhino》
2《叫び大口/Shriekmaw》
3《スラーグ牙/Thragtusk》
・呪文(18)
4《流刑への道/Path to Exile》
3《思考囲い/Thoughtseize》
3《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek》
3《神々との融和/Commune with the Gods》
4《降霊術/Seance》
1《神の怒り/Wrath of God》
・土地(21)
1《繫殖池/Breeding Pool》
1《幽霊街/Ghost Quarter》
1《神無き祭殿/Godless Shrine》
1《神聖なる泉/Hallowed Fountain》
1《草むした墓/Overgrown Tomb》
2《汚染された三角州/Polluted Delta》
2《陽花弁の木立ち/Sunpetal Grove》
3《寺院の庭/Temple Garden》
4《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
1《森林の墓地/Woodland Cemetery》
2《冠雪の森/Snow-Covered Forest》
1《冠雪の平地/Snow-Covered Plains》
1《冠雪の沼/Snow-Covered Swamp》
・サイドボード(15)
2《石のような静寂/Stony Silence》
2《再利用の賢者/Reclamation Sage》
1《神の怒り/Wrath of God》
1《致命的な一押し/Fatal Push》
2《外科的摘出/Surgical Extraction》
3《大爆発の魔導士/Fulminator Mage》
1《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》
1《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb》
1《墓堀りの檻/Grafdigger's Cage》
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お気づきの方もいると思いますが、MTGGoldfishで取り上げられていたものを参考にしています
非常におもしろいので興味があったら見てみてください、おすすめです
もとのデッキから変えた部分についていくつか説明するのが、もっとも早くてわかりやすいこのデッキの追加の説明になると思います
- 土地枚数:23枚→21枚
1回目の動画でも指摘されたのですが、《サテュロスの道探し》のおかげで土地が十分に確保できるため、思い切って2枚減らしてみました
しかし、よく土地がつまることが多くなったり、初手に土地が来なくてマリガンすることも多くなったりで、減らしすぎたと反省しています
前回はドローもあったので2枚ほど減らしてもよかったでしょうが、今回の場合《永遠の証人》も《熟考漂い》もいないので土地は減らすべきではなかった、あるいは減らしても1枚だけで22枚にするべきだったと思っています
- コジレックの審問の採用
《降霊術》によるアドバンテージ勝負に持ち込むことができれば勝つことが多くなるので、《降霊術》を置くまでの序盤の妨害として《思考囲い》に追加して採用しました
感触としては良好です
課題は《降霊術》が多くのクリーチャーを要求するため他の呪文を採用しにくいということですが、黒を使うならせめて除去と手札破壊はとりたいですね
- スラーグ牙の採用
降霊術と相性の良いカードはたくさんありますが(個人の感想です)、《スラーグ牙》は間違いなくそのなかの1枚でしょう
《降霊術》で降霊したトークンはエンド時に追放されるため、死亡誘発能力は発生しないのですが、「場を離れたとき」なら問題ありません
場に出て5点回復、パワー5で大抵のクリーチャーを足止めし、いなくなっても3/3のトークンが残る
マナなしでこの動きができるのが本当に胡散臭いです――槍はいくつあっても足りないですね?
動画でも《包囲サイ》とともにライフレースを崩壊させた張本人です
コメントでも《包囲サイ》よりひどいことをするとまで評価されていて、とても嬉しいです
- 永遠の証人の不採用
4枚入っていた《永遠の証人》を入れなかったのは人間を入れないというこだわりからでしたが、動画で言った通りやはり必要です
土地が詰まればフェッチランドの回収、相手にクリーチャーが並べば除去を使いまわし、押し切る時はクリーチャーを回収するなどなど入れない理由がありません
回収する方は唱えるのでマナがかからない《降霊術》もテンポ的に優れているとおもいます
2/1のクリーチャーが残らないならただの0マナの《新たなる芽吹き》だろうって?それ強いですよ
- 青を残し、熟考漂い→幻影の像に
MTGGoldfishのデッキでは、《熟考漂い》のためだけに青が入っていました
私は、包囲サイを連打して勝ちたいと思っていたので《熟考漂い》の代わりに《幻影の像》を入れました
実際はどうだったでしょうか?
コメントでは《熟考漂い》が欲しいという意見や、クローン系入れるなら青足さなくても《ファイレクシアの変形者》で良いのではという意見がありました
コメントも踏まえて振り返ると、青を入れて4色にするならやはり《熟考漂い》も入れたほうがいいし、クローンだけなら青はいらないだろうということになりました
つまり、ほぼ、コメントの通りです
付和雷同ですか?いいえ、コメントをくださるみなさんのおかげです、本当にありがとうございます
こんなところでしょうか
細かい枚数やサイドボードは雰囲気で決めている(回した結果とかではないということ)のでまた変更しそうなところでもあります
では、コメントでいただいた降霊術デッキのカード案について所感を書いていきます
あくまで私の感想なのであまり真に受けるようなことはしないでくださいね
- 集合した中隊
強烈なアドバンテージ源ですが《降霊術》とマナ域が被る、採用できるクリーチャーがさらに限られ、どちらもクリーチャー要求性の高い呪文なのでかなり扱いが難しいです
試してみたいカードですが私にはイメージがわきません
- 獣相のシャーマン
クリーチャーを墓地に落とす動きと、クリーチャーをサーチする動きが降霊術にかみ合っていると思います
これ自身は、降霊術で戻しても嬉しくないので1枚か2枚くらいでどこかで使ってみようと思っています
- 突然の衰微
除去としてのカウントになると思います
枠の関係で《流刑への道》と《神の怒り》に割って入るほどではなかったということです
もし入れるなら手札破壊の枚数とも調整して入れます
- タイタンサイクル(原始のタイタン、墓所のタイタン等)
いずれも出るだけで強いですが(青はそうではないですね)できれば攻撃も行わせたいクリーチャーたちですから、素で唱えることができると考えたならば入れると思います
本体も強いものばかりなので(青はちがいますね)降霊術で使い切りがもったいないなと思ってしまいます
- 忌まわしい回収
コメントで指摘のあったとおり、降霊術を回収できる《神々との融和》が優先されます
クリーチャーでもある《サテュロスの道探し》もいるのでおそらく出番はないと思います
- 集団的蛮行
序盤を耐えるという目的に合った1枚で、捨ててもよいカードがある構築が多くなるためどこかで使っていこうと思っています
- 反射魔導士
実は1回目のデッキ(バント人間降霊術)には入っていたのですが、あのデッキでは攻撃できないことが多く、結局抜けてしまったカードです
相手の攻勢をしのぐ意味では優秀なのでもしかしたらまた使うかもしれません
- 改革派の結集者
降霊術がアップキープに誘発するので、フェッチランドを切るなど能動的に動かないかぎりただのバニラが戻ってきます
戻したいカードも魅力的ではありません
《大爆発の魔導士》が採用できない色で、《幽霊街》連打のためにサイドに入れるということも考えたりしましたが《外科的摘出》でいいような気もしてます
積極的に様々なカードとの可能性を模索しているので改善案は非常に嬉しいです
今回のデッキは割と強いほうなのではないかと思っています
包囲サイ連打も楽しいのでまた動画にします――いつになるかはわかりませんが
それではみなさん、また次回お会いしましょう
タコねえさまの降霊術0~1.5「バント降霊術」
おはようございます、紫衣です
ニコニコ動画で「タコねえさまの降霊術」というMagic: The Gatheringの実況――かどうかは怪しいのですが――動画を投稿しています
動画シリーズではモダンというフォーマットにおいて「降霊術」を使ったデッキを組んでいるのですが
私はモダンにおける降霊術デッキのレシピの少なさに落胆しました(当時のスタンで多かったとは言ってない)
とはいえ当然です。「降霊術」、弱いですからね
Seance / 降霊術 (2)(白)(白)
エンチャント各アップキープの開始時に、あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とする。あなたはそれを追放してもよい。そうした場合、それの他のタイプに加えてスピリット(Spirit)であることを除き、それのコピーであるトークンを1体生成する。次の終了ステップの開始時に、それを追放する。
やってることはリアニメイトなのですが、他のそれとはすこし性質が違います
- 速攻を与えない
- 出てくるのがコピートークン
- エンド時に追放
- 各アップキープに誘発
つまり、場に残らない、墓地からも消える、速攻がないと攻撃できないということで普通にリアニメイトとして組んだのでは扱いにくいです
なので基本的にはEtB能力や、生け贄能力を再利用することを目的とします(PIG能力はコピートークンが追放されるため誘発を満たしにくいです)
各アップキープなので相手ターンにも誘発するんですね
そして1枚置けば何体も釣り上げることができます、最大の長所です
少し話がそれましたが、この誰も使ってない降霊術でデッキを組もうと思ったのです
誰も使ってないのでインターネットを探してもたくさんリストがあるわけなく、いろいろと探し回りました
私は動画にして降霊術の魅力を伝えようと考えたのですが、なにぶん動画編集など初めてで、出来が良い動画とはいえないと感じています
動画でお伝えするのも私の力量から限界を感じ、降霊術のレシピが少ないなら私が書いてなんかいっぱいレシピをネットに落としてやろうと思い立って書き始めました
需要がないのはわかっていますが、私が納得いかないので自己満足です
ということで最初の動画とデッキについて書いていきます(動画の宣伝もしますね)
バント人間降霊術
- クリーチャー(25)
4《大聖堂の聖別者/Cathedral Sanctifier》
4《サテュロスの道探し/Satyr Wayfinder》
4《永遠の証人/Eternal Witness》
2《悪鬼の狩人/Fiend Hunter》
1《研究室の偏執狂/Laboratory Maniac》
3《つむじ風のならず者/Whirler Rogue》
1《鏡狂の幻/Mirror-Mad Phantasm》
4《熟考漂い/Mulldrifter》
2《栄光の目覚めの天使/Angel of Glory's Rise》
- 呪文(12)
4《流刑への道/Path to Exile》
2《密輸人の回転翼機/Smuggler's Copter》
2《神の怒り/Wrath of God》
4《降霊術/Seance》
- 土地(23)
1《繁殖池/Bleeding Pool》
4《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
1《氷河の城砦/Glatial Fortress》
1《神聖なる泉/Hallowed Fountain》
4《霧深い雨林/Misty Rainforest》
2《冠雪の森/Snow-Covered Forest》
3《冠雪の島/Snow-Covered Island》
3《冠雪の平地/Snow-Covered Plains》
1《陽花弁の木立ち/Sunpetal Grove》
2《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
- サイドボード(15)
1《幽霊街/Ghost Quarter》
2《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
1《神聖な協力/Blessed Alliance》
2《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》
2《再利用の賢者/Reclamation Sage》
1《都市国家の神、エファラ/Ephara, God of the Polis》
2《至高の評決/Supreme Verdict》
2《外科的摘出/Surgical Extraction》
2《酸のスライム/Acidic Slime》
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はい、この私の動画内でも最弱の自負があるこのデッキ
改善案がいくつあっても足りない出来ですが少し解説します
あまり書いたりしゃべったりするのが得意ではないので、解説が不十分になると思いますがあきらめてください
《降霊術》には即死コンボを狙える相方がいます
墓地に《鏡狂の幻》があれば《降霊術》の能力でコピートークンをだし、《鏡狂の幻》の能力を起動すればライブラリーに1枚しかないこの名前のカードがめくれることなくすべてのカードが墓地に落ちます
次のアップキープに《研究室の偏執狂》をコピーして勝ちですね
この1枚のカードを引くか墓地に落とせるまで耐えるのが1番の勝ち筋です
もうひとつの勝ちかたは《栄光の目覚めの天使》です
この天使で墓地の人間を一斉にリアニメイトすることで大量のクリーチャー、大量のライフゲイン、大量の除去呪文の回収によって相手の心を折りにいきます
この天使のために頑張って人間を多く採用したまでです
《降霊術》で釣るのもいいのですが、だいたい7マナ出せるような終盤でないと出しても意味がないことが多いので素だしすることもあります
この2枚にたどり着くために他のクリーチャーや各種除去呪文で耐えるという構成になってます
最初はビートダウンプランもあると思っていたのですが、あまりにも貧弱なクリーチャーの面々なのでそれは望みが薄いです
《大聖堂の信奉者》は1マナで3点回復できるクリーチャーです
普通こんなの入りませんが、人間なのと1マナで軽く1/1なので死にやすく墓地へ行きやすいため《アラシンの僧侶》よりもこちらを選択しました
《つむじ風のならず者》は主にブロッカー生成です
《ピア・ナラーとキラン・ナラー》と同マナコストで一度に3体のクリーチャーを展開できるので盤面の維持に貢献します
《降霊術》で釣ったときも1/1の飛行機械トークン2体を置き土産として残していくのは優秀です
《密輸人の回転翼機》はあの《頭蓋骨締め》以来のわずか4か月でスタンダードで禁止された狂カードですがモダンでは猛威は振るっていません
やはり1マナインスタント除去が豊富な環境では生きづらいのでしょうか
しかし《降霊術》との相性はかなり良く、速攻を持たない《降霊術》のコピートークンで搭乗し、まるで速攻をもたせるかのような動きをします
さらにルーティングもできるので次の降霊術先を用意することにも貢献します
《サテュロスの道探し》と《熟考漂い》は人間ではありませんが、ともにこのデッキの動きを支える大切なクリーチャーです
《降霊術》が墓地にある程度クリーチャーがいないと効果を発揮できないので墓地を肥やす呪文は重要になります
《サテュロスの道探し》は2マナと非常に安く、墓地を肥やしながら土地を確保し、さらにクリーチャーでもあるのでこれもまた《降霊術》で釣ってこられると八面六臂の活躍です
《熟考漂い》はそのままでは3マナ2ドローですが《降霊術》があればもう2ドローでアドバンテージに大きく差をつけられます
想起持ちクリーチャーすべてに言えますが自分で墓地に行けるクリーチャーは降霊術にとって相性が良いカードです
そのほかの紹介は動画で…(丸投げ)
他のカードは様々なデッキで採用されうるカード達でこのデッキでも役割は変わらないので言わずともわかってるだろうと推測します
コメントでも多数のご意見いただきました
個人的にはけちパッケージを取り入れるの案が気に入ったのですが私が組むとどうも《けちな贈り物》が打てずに終わってしまいます
改善案としては土地の枚数が多いので1~2枚減らすこと、人間にこだわらずにクリーチャーを選択したほうがよいこと、それにあわせて栄光の目覚めの天使も抜くこと、鏡狂の幻コンボはさすがに決まりにくいので抜くこと…等もはやこのデッキの意義を半分否定した改善案ですがそのほうが強くなると思います
代わりに入れるのは《スラーグ牙》、《女王スズメバチ》、《神々との融和》、《ウスーンのスフィンクス》、《反射魔導士》、《留まらぬ発想》あたりでしょうか
バント降霊術はまた動画にしようと考えているので、そのときに強くなったバント降霊術をお見せできればいいなと思います
これからも動画にしたデッキやいただいたカード案などについて書いていきます
不定期、ゆっくりですがいつか降霊術のデッキを組みたいという酔狂な方の参考になればと思っています